パブロフ博士の対戦日誌

ポケモン対戦記事(電気タイプ統一)

【S17 レート1801】第17回パブライブ!報告書@電気テラス電気タイプ統一【SVシングル】

どうも、パブロフです。

シーズン17のランクマッチ対戦、お疲れ様でした。

先月でレギュレーションFルールが終わったので、構築の振り返りのために電気タイプ統一の構築記事を残したいと思います。

 

【アウトライン】

  • 成績
  • 電気テラス電気タイプ統一の経緯
  • 構築説明
  • 総括
  • 今後の予定

【成績】

レギュレーションFでは色々と考察した結果、「電気テラス電気タイプ統一PT」に行きつきました。

成績ですが、S15:1738 S16:1726 S17:1801と、先月のS17ではレート1800を超えることができました!

他のタイプ統一使いと比べるとまだまだですが、個人的には納得のいく仕上がりとなり、一つの目標であったレート1800を超えることができて良かったです。

 

【電気テラス電気統一に至った経緯】

パブロフはこれまでテラスを色々変え、電気タイプ統一PTでランクマを楽しんでいました(S1では電気テラス)。テラスタルはSV対戦の肝であり、テラスタルはバトルの展開を大きく左右する重要な要素かと思います。実際にパブロフのこれまでの各シーズンの勝ち馬も格闘ジバコイル、妖テツノカイナ、氷レジエレキ、飛Hマルマインといったように、電気テラス以外のポケモンを軸にしていました。

しかし、

  • ラスタルも結局その場しのぎ(一手が勝負を大きく左右することもありますが)
  • 構築を作る&修正する段階でテラスタル要素が弊害となる(テラス前提の構築だったり、考察が甘くなる)
  • どうせならテラスタルまで電気で統一したい!

と思うようになり、電気タイプにとことん拘ることにしました。その結果、

テラスで意表を突いたり、弱点を消せない最悪テラスを切らなくても勝てるパワーと汎用性が高い

という考えをもとに以下の構築を組みました。

このテラスタル統一の考え方は実兄のLOOCさんがまとめているので、そちらもご参考下さい

https://looc-dark-type-5761-8049-7019.hatenablog.com/entry/2024/02/07/125916

 

【構築説明】

努力

パーモット:H4 A252 C↓ S252↑

ヒートロトム:H252 A↓ B172 C4 D76↑ S4

ボルトロス:A252 B4 C↓ S252↑

レジエレキ:H92 A252 B4 C↓ D76 S84↑

テツノカイナ:H12 A252↑ B70 C↓ D124 S52

タケルライコ:H4 C252↑ S252

 

作成経緯

上記でも述べたようにパワーと汎用性を突き詰めるなら、「高いポテンシャルを持つポケモンの長所をより伸ばす」のが良いと考え、超火力と先制技を持つ眼鏡タケルライコ、安定の殴り合い性能を持つチョッキテツノカイナ、偵察能力と行動保証を持つ襷パーモットが基本軸となりました。

前述の3体の場合、カミ、パオ、スカーフイーユイなどの高速&怯みアタッカーに為す術がなかったので、超高速で火力を押し付けられる珠レジエレキを採用。後から気づいたことだが、テツノカイナとパーモットで環境のアカツキガチグマやディンルーといった地面タイプのポケモンにテラスタルを強要させ、眼鏡タケルライコと珠レジエレキの超火力電気技を通す動きが強く、大好きな電気技で相手をなぎ倒せるのは非常に楽しかった。

さらに、S15から流行りだしたロンゲグライ(+ママン)や威嚇HDランドロスといったデバフサイクル対策に負けん気電気玉なげつけるボルトロスを採用。最後に眼鏡ライコの引先&積みポケ対策としてスカーフトリックヒートロトムを採用して構築が完成しました。

 

運用方法や使用感

基本選出はパーモット&テツノカイナ&タケルライコ。順番は相手のPT次第で調整する。

  • ディンルー、ブリジュラス、ランドロスといったステロ展開→先発パーモット
  • ステロ展開がなく、ラティ兄妹といったエスパーポケがいない→先発テツノカイナ
  • 晴れPT、キラフロル入り→先発タケルライコ
  • 地面ポケモンがいない、パオジアンやイーユイがいる→レジエレキ選出
  • 力をすいとる&威嚇などでデバフしてきそう→ボルトロス選出
  • 積み構築→ヒートロトム選出

といった具合に選出を調整しました。

選出率はパモカイナライコ > エレキ > ボルトロス >  Hロトム

加えて、S16からほぼこのメンツで固定し、2か月の間ずっと使い続けることにより、選出や技選択の練度を高めるように努めました。

 

個体紹介

タケルライコ

H4 C252↑ S252@こだわり眼鏡【古代活性】電気テラス

10万ボルト 迅雷 ボルトチェンジ 流星群

レギュFから登場した超火力エース。C137の種族値に加え、高い耐久を持ち、専用技の迅雷で先制攻撃できる、優秀なアタッカー。

しかし、タイプ一致技の電気ドラゴンがどちらも無効タイプがあることに加え、サブウェポンも貧弱。そのため、一般的には氷や妖テラスで、瞑想積エースやゴツメクッション型などで採用されることが多いと思っています。

ただ、電気タイプ統一の場合、悠長に積むことが難しく、電気技の通りが悪いポケモンが選出されやすいので、上記の型では運用が難しい&パブロフの肌に合いませんでした。

そこで、①流星群を打った後は交代したい、②攻撃範囲が狭いので交代したい、③交代した後も迅雷で削る仕事ができる、と考え、瞬間的に超火力を出せるこだわり眼鏡で運用しました。その結果、ほとんどのポケモンをワンパンできる超火力の虜になり、レギュFでは電気テラス眼鏡タケルライコと心中する決意をしました。

逆にいうと、眼鏡タケルライコをS15からずっと使い続けることで、相手の交換や居座り、展開予想や立ち回りなどのプレイングの練度を高めることができたと思います。

例えば、

流星群を打った後に起点されないように、裏にスカーフトリックヒトムやレジエレキで上から殴れるようにしておく

コータスカバルドンといった起点作成には、初手から眼鏡流星群でワンパンし、ステロを撒かせなければパーモットの襷を温存できる

等です。

最後に欠点ですが、択が発生しやすいのと流星群の命中率90で、心臓に悪い試合が多いことです笑

ただ、パブロフの見解としては①リスクに対して得られるリターンが多い、②リスクにビビッてたら勝ちあがれないと割り切りました笑。もちろん、極力流星群を打たないで済むように意識ながら対戦することで少しでも安定的に勝てるようにしました。

テツノカイナ

H12 A252↑ B70 C↓ D124 S52@突撃チョッキ【クォークチャージ】電気テラス

サンダーダイブ ドレインパンチ 冷凍パンチ ヘビーボンバー

調整意図

眼鏡臆病CSハバタクカミのムーンフォース確定耐え(83.9~99.5%)

すばやさ実数値 77 アカツキガチグマを程よく抜けるように

言わずもがな安定のチョッキカイナ。相手の攻撃をほとんど耐えてからある程度反撃ができる。また、これまではワイルドボルトの反動が痛かったが、サンダーダイブの新規習得し、電気テラスを絡めれば倒せる範囲が大きく向上した。

冒頭でも述べたが、このチョッキカイナと後述の襷パーモットで、ガチグマ、ディンルー、ランドロスガブリアスといったポケモンを対面で処理するorテラスタルを強要させることで、タケルライコとレジエレキといった強い電気技を通すことがPT運用で重要であった。

欠点としては、威嚇や火傷、デバフ、ゴツメ、アッキのみ持ちといった物理耐久ポケモンには為す術がないので、選出段階で物理耐久ポケモンがいた場合、タケルライコとセットで選出するようにしていた。

パーモット

H4 A252 C↓ S252↑@きあいの襷【てつのこぶし】電気テラス

でんこうそうげき インファイト 冷凍パンチ 猫だまし 

こちらも言わずもがなASぶっぱ襷パーモット。猫だましによる偵察性能が高く、マルチスケイルや襷の破壊、お相手のテラスタルチェックなど非常に使い勝手の良い先発アタッカー。技スぺがあと5個あれば、マッパして、ほっぺして、アンコして、はたきおとして、さいきのいのりができるが、泣く泣く不採用。

レギュFでは初手のブリジュラス対面が非常に多く、頑丈(ジャポ持ち)の場合は猫だましから、持久力の場合はインファイトから入るべきであり、環境トレンドを踏まえて変えていた。

レジエレキ

H92 A252 B4 C↓ D76 S84↑@いのちのたま【トランジスタ】電気テラス

サンダーダイブ 神速 身代わり 大爆発

調整意図

素早さ実測254:S1段階上昇ガブリアス抜き

残りをAぶっぱしつつ、特殊耐久に回し、臆病CSハバタクカミのムーンフォース確定耐え(75.4~88.6%)&ステロや珠ダメージでも落ちない。

ポケモン界最速のアタッカー。もともと技範囲がほぼ電気技しかないにも関わらず、電気テラスという傍から見たら正気の沙汰じゃない運用方法。ただ、テラス依存になると運用しにくく、元々範囲が狭いなら広げるよりも鋭くしたほうが良いと考えました開き直りました

ブーストカミやツツミには抜かれるが、Dに少し振っているため打ち合いを制することもできる。また、パアジアンの不意打ちやキノコのほうしといった変化技を透かしたり、テラスチェックもできる身代わりが非常に便利でした。また、珠大爆発でH振りオーガポン程度の耐久であれば、乱数でワンパン(95.1~112.8%)できるので、相手に耐久ポケモンが少ない場合は良く活躍してくれました。

欠点は、ラストに残せないことと不意に来る地面テラスタルですね。

ボルトロス

A252 B4 C↓ S252↑@でんきだま【まけんき】電気テラス

サンダーダイブ アクロバット かわらわり なげつける

ネタ枠ではなく、特定のPTに対して非常に強いメタ枠

環境トップのポケモンに強いわけでないが、電気玉×なげつける×アクロバット×負けん気がマリアージュできると、3タテやイージーウィンを量産できた。特に、

  • いたずらごごろ×でんじはを警戒し、地面や悪タイプのポケモンにひかれるが、電気玉投げつけるなら麻痺できる
  • マルチスケイルや襷を剥がしながら麻痺にできる
  • しかも、その後にアクロバットが威力が110になる
  • 威嚇持ち、ちからをすいとる、大流行したママンロンゲの捨て台詞を起点にできる

といった具合に、一定の構築をきれいに狩ることができました。電気玉以外にも、鋭いや火炎玉を試してみましたが、電気玉が一番使用感が良かったです。

欠点としては、パオジアンや眼鏡ハバタクカミといった、上から高火力で叩かれると何もできない点で、選出段階でしっかりと見極める必要がありました。

ヒートロトム

252 A↓ B172 C4 D76↑ S4@こだわりスカーフ【ふゆう】電気テラス

10万ボルト ボルトチェンジ オーバーヒート トリック

積みポケ対策&引き先として採用。タケルライコの弱点である地面、フェアリー、氷を半減以下にできる。また、ギミックPT、やどみがチオンジェンといった面倒な相手にこだわりスカーフを押し付ける役割。

ただ、相手からスカーフトリックがバレバレなのと、身代わりで透かされ一方的に負けることも多かった。そのため、選出機会は一番少なく、終盤はベンチ暖め係に徹していた。しかし、PTから抜くと地面の一貫や相手から舐められやすいため、抜くことはできなった。

 

【総括】

レギュFから再び電気テラス電気統一を再開し、一つの目標であったレート1800越えを達成できてよかったです。特に今回は電気ポケモンたちの強みを伸ばして戦う構築であったため、いつもより楽しく戦うことができました。また、GW中というのもあり、最終日の深夜にひたすらランクマをするのは非常に大変ではありましたが、レートを一気に70ほど上げられ、達成感でいっぱいです。

 

【今後の予定】

今後ですが、レギュGからは伝説ポケモンが解禁され、ミライドンまたはゼクロムと共に大暴れ!・・・・と言いたいところでしたが、5月に第二子が誕生する予定で、ランクマは育休になるか(おそらく空いた時間にエンジョイ勢としてのんびりと参加するかな)、ポケモン自体からしばらく距離を取るかもしれません。

復帰した際はまた絡んでいただけると幸いです。

今後ともよろしくお願いいたします。